ハイブリッド・アクチュエータ PTP型Hyserpack インターフェース説明書

PTP 型 HySerpackは油圧シリンダに取付けられた4個のリミットスイッチにより4ヶ所の停止位置を自由に設定(Point to Point Control)することが出来ます。又速度及び推力(オプション)をそれぞれ4ビットの接点入力で0〜100%間、16段階に設定することが出来る、エコノミータイプのハイブリッド・アクチュエータです。
又入出力は全てドライ接点となっておりますので、D/I,、D/Oがドライ接点のシーケンサで制御することが可能です。



リミットスイッチ
  油圧シリンダに4個のリミットスイッチ(LS1〜LS4)が組み込んであります。このSWはドライバー1本で簡単に移動させる事が出来ます。このSWはドライ接点力ですから、ユーザ側のシーケンサに取込み自由にプログラムを作成することが出来ます。

前進/後退指令
  前進の接点をONにすればシリンダロッドは押し動作となり、後退の接点をONにすると引き動作となります。
前進、後退共にOFFならばロッドは停止します。又前進、後退共にONとなっても停止します。

速度/トルク設定
  4ビットの接点が一組となり2進法で0〜100%の間を16段階に設定することが出来ます。定格速度又は定格トルクを100%とすると接点が0000の時は6.25%、0111の時は50%、1111の時は100%となります。
トルクとはサーボモータのトルクであり、トルクを設定することにより油圧及びロッドの推力が設定できます。但し0000と0001はモータの特性上不安定な動きとなりますので使用しないでください。

圧力フィードバック
  ロッドの推力が現在いくらかをモニターするためのものです。これはオプションとなっておりP=0〜20MPaの油圧を1〜5Vに変換しております。従って推力Fはシリンダの受圧面積をAとすると、次式で求められます。
F(kN)=P(MPa)×A(cm2)×10

サーボ ON
  接点入力で接点閉(ON)の時だけサーボモータが回転します。
OFFにするとモータはロックされ、ブレーキがかかった状態となります。
サーボOFFは非常停止以外は使用できません。

   注)1.点線部はユーザー側でご用意ください。
     2.本説明の内容は改良のため予告なく変更される場合もあります。
     3.(OP)はオプションの記号です。

 


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