プレスブレーキ

 プレスブレーキ この写真は油圧シリンダ8本を使用した分散加圧型のプレスブレーキである。従来のプレスブレーキはラムの左右に2本のシリンダを配置し、ラムを上下させていたが、本機は8本のシリンダを等間隔に配置し±0.01mmの精度で同期運転を行い、超軽量のラム及び上金型を上下させている。従来の常識では高い精度の加工をするには機械自体の剛性が必要とされていたが、本機の場合は低い剛性即ち柔構造のフレームを採用し資材の節約と軽量化を計ったものである。
  推力10tonのシリンダ8本で合計80tonの加圧力となり、曲げ幅は2,100mmとなっている。重量は約1/10、消費電力も約1/20となっている。
  柔構造のフレームであっても高精度の加工が可能になったのはサーボモータの性能向上と、センサ技術の長足の進歩、制御技術の進歩によるものである。





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