航空機の操舵システム
 
  最近の航空機は大型化の一途を辿っている。大型化した機体の姿勢制御は最早人力では不可能であり油圧パワーに頼らざるを得ない。
  機体内に張り巡らされた配管の信頼性を上げるため、3〜4系統の油圧システムをパラレルに動作させている。しかしこのように神経質なまでに安全対策を講じた航空機も過去に何度も配管の破断を引き金にした墜落事故を引き起こしている。


 配管が事故の原因ならば、その元凶である配管を追放してしまえと考えたのがDDV方式の始まりであり、最新鋭の旅客機ボーイングB777もハイブリッド・アクチュエ−タを採用し、全ての配管を取り去っている。一但し完全なDDV化ではなくサーボ弁を相変わらず使用している。
  このハイブリッド・アクチュエ−タをリモートコントロールするためにB777は電線を使用しており、航空機用語でフライバイワイヤと言われている。更にそれを一歩進め、光でリモートコントロールする方式が現れたが、それにフライバイライトと言う名称を付けている。
  当社の操舵システムは配管だけでなく制御弁も、全て取り去った画期的なシステムであり、米国、英国、及び日本の特許権を既に取得している。




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