会社概要

本社・工場 〒251-0002 神奈川県藤沢市大鋸1031-18
代表者 佐藤 寛
電話 0466-23-2813
FAX 0466-25-7916
設立 1955年11月
資本金 8,000万円
従業員数 18名
主要取引先 電力会社・国公立研究機関・国公立大学・大学付属研究所 ・製鉄会社

 

会社沿革

昭和30年(1955年)4月、当社代表取締役 佐藤 寛第一電気商会を創立。

昭和30年(1955年)11月、第一電気株式会社に組織変更。電子計測・制御機器の設計・製作・販売を主として現在に至る。

また創業と同時に計測用データレコーダの開発に着手し、日本で初めて企業化に成功しました。これは東海道新幹線の超高速試験用として実験車両に搭載されたものを手初めに、更に国内で唯一の磁気ドラム方式事故監視装置(ドラムコーダ)も完成させました。

これ等製品は宇宙開発、地震・火山噴火・気象観測、産業用、学術研究用等電気機器、鉄道、車輛、電力、原子力等の分野で無くてはならぬものとして広く評価を得て来ております。

昭和60年(1985年)、これらの技術を集結し油圧制御機機の改良に着手。

平成6年(1994年)、10年間の研究開発を経て、ハイブリッド・アクチュエーを’94テクニカルショウヨコハマにて発表。

その後、次世代型サーボコントロールシステムとして油圧プレス機械、建設機械、船舶用舵取り装置、船舶用フィンスタビライザ、車両用サスペンション、材料試験機、振動試験機、水門、ブレーキ装置、鍛造プレス、ウインチ、クレーン、輪転印刷機、熱間・冷間圧延機、パイプベンダ、プレスブレーキなどの製品に使用されている。



 

代表取締役ご挨拶

昭和の時代は、1945年までは戦争に次ぐ戦争でそれ以降は戦後復興の時代となる。第二次世界大戦中は、油圧技術も技術革新の時代となり、最高の制御技術と言われたサーボ弁もその当時に開発されたものである。
第二次世界大戦中に独逸軍がVⅡ号(大陸間弾道弾又はミサイル)を開発し北海を越えて英国のロンドンを攻撃したことは記憶に新しいが、その後、その技術はソビエト連邦とアメリカに移り人口衛星及び月ロケットに繋がってゆく。これは当時大学院生であったWilliam C Moogが開発したもので、当時はまだON/OFF制御方式であった。戦後開発研究の舞台は、米国に移り、Moog博士もCornell Aeronautical Reserchの研究員として、ミサイル用サーボ弁の研究に従事し、1942年ノズルフラッパー型サーボ弁を開発した。そのノズルフラッパー型サーボ弁が日本へ初めて輸入された時に、まだサーボ増幅器が出来ていなかった。サーボ増幅器がなければサーボ弁と言えどもただの箱である。ムーグ社へ注文してもまだ出来上がっていないという回答で日本側で作る以外手がないと言うことで、第一電気株式会社へ白羽の矢が立ち、開発を開始したのが始まりである。
日本で最初に開発したと言うことは、世界で初めてサーボ増幅器を開発したことになる筈である。その後約70年間この増幅器のコンセプトは殆ど変わっていない。所謂ハイゲインのオペレーショナルアンプにフィードバックをかけて使用する方式である。
ロケットの姿勢制御、高級プレスのロッド位置制御、振動試験機、レーダーと連動した高射砲の自動照準、魚雷の自動操縦等の分野で急速な進歩を遂げてきた。
全ての油圧制御弁の中で最高性能と言われるサーボ弁も泣き所はあるが、それに代わるものはないと思われてきた。筆者もその一人で、最早改良の余地はないものと考えていた。所が次に説明するとんでもない事故の発生で、一つのアイデアが浮上してきた。

業務内容

油圧・空圧・電気の精密制御装置開発
数値制御のハード、ソフトの開発とサーボコントロー ル技術委託開発


主要製品

・ハイブリッドアクチュエータ・ハイサーパック
・精密プレス装置
・材料試験装置
・鉄鋼プラント用制御装置