◆ Vol.10 HySerpackは難燃性作動油を使う必要がない

Vol.9で紹介したようにHySerpackは消防法の適用外となっております。従って一般の鉱物系作動油を使用することが出来ます。鉱物系作動油ならば潤滑性、金属腐食防止性、シールパッキンとの適合性等どれをとっても問題を起こす心配はありません。
鉱物系作動油ならば価格も手頃であり、使用済みのものは例えば廃油ストーブの燃料として再活用も可能です。ISO14001を所得している企業は使用済みの難燃性オイルの処理まで義務付けられるので出来ることなら使いたくないのが本音です。
HySerpackは可燃性オイルを使用しておりますが、オイルタンクを完全密閉構造とし、ポンプとアクチュエータ間を繋ぐ主配管しかありませんので油漏れの心配がなく安全にお使い頂けます。
HySerpackは外部配管がないので、電動機を取り付ける感覚で簡単に着脱可能です。そのため万一故障が発生してもユーザー側で即座に予備品と交換し、宅配便でメーカーへ送り返すことが可能となりました。よってユーザー側では油まみれになることもなく、メーカーは出張サービスから解放されることになりました。