◆ Vol.9 HySerpackは消防法の適用を受けない
油圧作動油は石油精製品の第4類の危険物に該当するため、タンク容量が6,000㍑以上のものは消防法が適用されます。地方によってはもっと厳しい条例を定めている所があります。
然しHySerpackの場合は最も大型の装置(50,000kNプレス)でも500㍑以内となっております。
従って鋳物工場、製鉄ライン、予熱炉等高温の作業現場でも、可燃性の作動油を使用することが出来るようになりました。
推力50kN程度のHySerpackは作動油の総量が2㍑未満なので、たとえ溶鋼の中へ落下させたとしても、瞬時に燃え尽きてしまい、水-グライコール系の作動油のように水蒸気爆発を引き起こす恐れがなくなりました。
HySerpackのタンクは完全密封構造になっているため、どの様な姿勢でも使用することが出来、作動油の漏出もないので更に安全となりました。